Ryusuke Fuda's Newsletter #144
- 「AgentGPT」を開発する Reworkd AI がプレシードでUSD1.25M(約1.75億円) を調達
- React向けのEmail作成と送信サービスの 「react-email」を開発するResendが USD3M (約4.2億円) の調達を発表
出典: https://techcrunch.com/2023/07/18/wing-cloud-is-building-an-open-source-unified-cloud-programming-language/
クラウド向けの言語Winglangを開発するWing CloudがUSD20M(約28億円) の調達を発表しました。
現在クラウドのベンダーロックインを回避するため、エンジニアはAWS, Google Cloud Platform, Azureそれぞれに開発したプログラムをホスティングしています。当たり前ですが、各クラウドそれぞれの設定をいちから行っています。
Winglangはプロダクトとインフラベンダーの間の中間層です。Winglangを使ってインフラの設定を一度記述すると、Wing Cloudが各クラウド特有の設定を吸収し適切にホスティングしてくれます。
Winglangはクラウドが当たり前になってきた事で新たに発生した問題に対する解決策のひとつですが、まだまだクラウドの課題はあるのでスタートアップにとってはチャンスだと思います。Link
出典: https://resend.com/blog/resend-raises-3m-seed-round
React向けのEmail作成と送信サービスの 「react-email」を開発するResendが USD3M (約4.2億円) の調達を発表しました。
Email の送信はウェブページを表示するのに使われるものとは別のプロトコルである為、自前で開発したシステムに組み込むのは面倒です。そのため、SendGrid や Mailgun などサードパーティのAPIを利用することが多く、API提供する企業は過去大きな成功を収めています。SendGridは累計でUSD80M 以上を調達し最終的に Twilio が2B(20億ドル) で買収しました。
SendGridなどのEmailのAPIサービスがスタートしたのは10年以上前で、Reactなどの今主流のシステム構成がまだない時代です。そこに目をつけたのが Resend で、今の開発者に向け良い開発者体験を提供しSendGridのような成長を目指しています。Link
出典: https://www.ycombinator.com/launches/J1r-reworkd-ai-the-open-source-zapier-of-ai-agents
オープンソースの AI Agent の「AgentGPT」を開発する Reworkd AI がプレシードでUSD1.25M(約1.75億円) を調達しました。
AIエージェントは LLM自身がプロンプトを自分で考える技術で、与えられたタスクに対して、AI自身がタスクを考え、タスクを実行し、評価を行うので、人間の指示がなくても自律的にAIが仕事をしてくれます。
AgentGPTは4月にベータ版を公開してからわずか3ヶ月で150万の月間アクティブユーザーを持ち、2,500以上のGitHubスターを獲得しています。
AI Agent はLLMを使った業務効率化を格段に進歩させる技術なので個人的にも注目しています。Link
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https://ryu.theletter.jp/
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