Ryusuke Fuda's Newsletter #41
- 軍事兵器のAIにおける人間の判断
- エンジニア社長の方が上場時に企業価値が高いデータが公開
- Arduino IDE 2.0公開
🌏 Headlines
出典: https://www.wired.com/story/pentagon-inches-toward-letting-ai-control-weapons/
2020年8月にシアトルで行われた軍事演習で、数十機の軍用ドローンと戦車型ロボットが利用されました。それらドローンとロボットの任務は、いくつかのビルに潜んでいると思われるテロリストを見つけること。そしてロボットたちには「必要に応じて敵を発見し、排除するように」という指示が出されていました。
この訓練は、人間がすべての重要な判断を下すには複雑で動きが速すぎるシナリオを含め、軍事システムにおける自動化の使用をAIがどのように拡大できるかをテストする目的で行われました。これを受けさかんに議論されているのは、致死性自律システムにおいて人間の介入をなくすかどうかです。人間が介入しない方が精度が高いので国防的に必須と言う人もいれば、生物兵器と同様に世界中で今すぐに禁止にするべきという人もいます。
兵器システムにおけるAIの使用は近年議論の的となっていてGoogleは2018年、Mavenと呼ばれるプロジェクトを通じて空軍にAI技術を供給した後、従業員の抗議と世論の反発に直面しています。Link
出典: https://www.miraise.vc/news/press-ipovalue
僕がやっているVC、MIRAISE(ミレイズ)でエンジニア起業家に関するリサーチを発表しました。過去5年分のマザーズ市場に上場した企業のうちエンジニアが起業した企業とそうではない企業とでIPO時の時価総額の違いを調査したものになります。
結果としてエンジニアが起業した企業の方が平均値で 2.6倍、中央値で 1.8倍 高いという結果が得られました。日本もシリコンバレーのようにエンジニアから起業する人が増えそうです。Link
出典: https://blog.arduino.cc/2021/03/01/announcing-the-arduino-ide-2-0-beta/
Arduinoは小さなマイコンで個人的な電子工作から企業が商用で提供するIoTモジュールとしても広く普及しています。加速度センサーや温度センサー、LEDライトなど必要なパーツを購入してArduinoにつけることでインターネットとリアルをつなぐ様々なユースケースに対応できます。
近年ではデフォルトで Wi-FiやBluetoothモジュール がついたボードを売っているのでより開発の難易度も下がっています。そのArduinoの開発、デバッグで使うIDEが2005年の公開から10年以上たち大幅な刷新をおこない Arduino IDE2.0 を公開しました。
JavaでできていたものをGoとTypescript製でイチから書き直し数年かけて完成したそうです。Link
🎙Podcast - one thing and another -
おやすみ
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