Ryusuke Fuda's Newsletter #87
- オープンソースの3Dデータのコラボレーションツールを開発している「Speckle 」がシードで550万ドル(約7億円) の調達を発表
- エンタープライズ向けBlockchaine as a Service 「STRATO」を開発する BlockApps が 4,100万ドル(約52億)の調達を発表しました。
出典: https://www.ngpcap.com/insights/jihu-gitlab-announced-hundreds-of-millions-of-rmb-in-series-a-financing-to-accelerate-the-devops-open-source-ecosystem-development-in-china
GitLabは2021年に上場したオープンソースのGItを使ったコラボレーションツールを開発している企業です。全員がフルリモートの組織で、上場時には時価総額1兆2,000億円の時価総額となり話題に上がりました。
オープンソースソフトウェア(以下OSS)において重要なGitLabですが、長く中国に現地法人はありませんでした。中国のOSSが急速に伸びていく中、GitLab は現地法人をつくるのではなく、JiHu という企業への出資とライセンスというやり方で中国マーケットへ進出しました。
JiHu は今週シリーズAで約1,500万ドル(約19億円)以上を集めたことを発表しました。OSSの中国進出のベンチマークとなるような手法ですね。Link
出典: https://speckle.systems/blog/growing-the-speckle-seed/
3Dのデザインデータは 3D CAD や BIMソフトを使用して、建築物などの大きなものから工業製品のパーツといった小さなものまで幅広く利用されています。
そして、今、メタバースではリアルの建造物をつくる為のデータそれ自体も価値を高めています。メタバースではデザイナーだけではなくその3Dデータをエンジニアがプログラムで動かすことから、GitHub や Figma のようにコラボレーションツールである必要がありますが、今までの3Dソフトはそれに対応していません。
Speckle はオープンソースの3Dデータのコラボレーションツールを開発している企業で、シードで550万ドル(約7億円) の調達を発表しました。
3Dデータ周りは去年から急速に発展していっているので要注目です。Link
出典: https://techcrunch.com/2022/04/19/ethereum-focused-blockapps-raised-41-million-to-expand-into-enterprise-blockchain-space/
エンタープライズ向けBlockchaine as a Service 「STRATO」を開発する BlockApps が 4,100万ドル(約52億)の調達を発表しました。
STRATO は Blockchain開発をより早く行うことを目的としていて、Etereumの開発環境をローカルマシンやクラウド上に構築することができます。
REST API から Blockchaine を操作できることから、今までのアプリケーションとの接続が可能になり、既に GCP, AWS, Azure, Redhat と提携しています。Link
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