Ryusuke Fuda's Newsletter #46
- Web3基盤をつくるSolana が大型調達を実施。
- FacebookがVR内での広告テストを開始。
- Huawei が独自のHarmony OSをOSS化。
出典: https://solana.com/news/solana-labs-completes-a-314-15m-private-token-sale-led-by-andreessen-horowitz-and-polychain-capital
現在 Ethereum のネットワーク上で稼働している dapps は3,000を超えていると言われ De-Fi の流れもあり増え続けています。しかし問題もあり、処理スピードとコストです。それが故に一般的なWebアプリケーションと同様の体験を提供することは難しく、各 dapps 開発者はその部分を毎回チェーンに書き込まないようにしたりと工夫しています。この問題に取り組んでいるのが Solana です。Solana は Ethereum の3,000倍の処理スピードがあります。これを可能にしている仕組みが、proof of history で、Ethereumなど主要プレイヤーが採用している proof of stake と根本的に違うものになっています。そしてそれを可能にしたのが強力なエンジニア陣で Solana は 元Quarcom や 元Dropbox のエンジニアが開発しています。 Solana は今週 Andreessen Horowitz がリードしたラウンドで 約314億円を調達しました。De-Fi や Web3 への基盤技術の筆頭と言えそうです。Link
出典: https://www.theverge.com/2021/6/16/22535511/facebook-ads-oculus-quest-vr-apps
今や VR は Oculus が HTC などに差をつけ引っ張っているのですが、Oculus を運営するFacebook が VR内での広告テストをまもなく開始することを発表しました。
問題になるのが広告のターゲティングに使われるデータですが、Facebook は Oculusヘッドセットのカメラからの生の画像やフィットネストラッキングによる体重や身長の情報など、センシティブなデータの一部は、ユーザーのデバイスにのみ残り広告に利用しないとしています。
Oculus は今年はじめにもサブスクリプション機能を導入したりと開発者のマネタイズに本腰を入れ始めているのがわかります。Link
出典: https://www.harmonyos.com/en/home
Huawei は中国のスマホメーカーですが、2019年にUSのエンティティリストに追加され、Androidの開発者向けサービスや Google Play の使用が禁止になっていることから実質US市場から追放されました。
2020年は出荷台数で世界2位でしたが2021年はトップ5から脱落しています。そんな Huawei ですが独自のOS 「Harmony OS」を中国の OSS財団 「OpenAtom Foundation」に渡したことを発表しました。スマホに限らずあらゆるIoT機器などあらゆるデバイスで使えるOSとのことです。
OSS でクリーンなイメージが付き、エンジニアから選ばれるOSになると iOS, Android, Harmony OS という時代が来るかもしれませんね。Link
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