Ryusuke Fuda's Newsletter #145

- 社内向けのwebサイトをローコードで作成できるオープンソースのToolJetが MicrosoftとGitHubのファンドから資金調達を実施
- Roblox が Meta Quest 向けにVR対応したアプリを公開しわずか5日間で100万ダウンロードを達成
- GitHub が GitHub Copilot に code referencing 機能を開発、プライベートベータ版にて公開
布田隆介 2023.08.06
誰でも

出典: https://blog.tooljet.com/tooljet-secures-funding-from-microsoft-and-github/

出典: https://blog.tooljet.com/tooljet-secures-funding-from-microsoft-and-github/

社内向けのwebサイトをローコードで作成できるオープンソースのToolJetが MicrosoftとGitHubのファンドから資金調達をしました。

ToolJet は様々なデータソースを元に社内向けのインターナルツールをつくるのに向いています。人事部ではタレントマネジメント管理に、社内IT部門ならば従業員向けのPC貸出し管理に、開発部門ならばプロジェクト管理システムなどを素早く構築することができます。

こういった用途で真っ先に利用されるのはExelですが、Exel はデザインの自由度が低くかつ、他のシステムとの連携には向いていません。

Microsoft による出資は Exel に限界が来た時に他のSaaSにユーザーが流れてしまうのを防ぐために ToolJet x Azure を提案したいという意図があると思います。Link

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出典: https://www.theverge.com/2023/8/2/23817317/roblox-quest-vr-headsets-ceo-1-million-downloads

出典: https://www.theverge.com/2023/8/2/23817317/roblox-quest-vr-headsets-ceo-1-million-downloads

Roblox が Meta Quest 向けにVR対応したアプリを公開しわずか5日間で100万ダウンロードを達成しました。VRは長らくキラーコンテンツを求めており、もしかするとRobloxがキラーコンテンツになる可能性がありますが、今のところRobloxをやりたいが為にQuestを購入するまでには至ってなく、Questを持っている人がRobloxをダウンロードしていると考えます。

Quest は正確な販売台数を公表していませんが2000万台を販売したとの予測が出ています。5日間でQuestユーザーの5%がRobloxをインストールしたことになります。

Roblox は日本では馴染みがないですが、簡単に言うとカジュアルゲームのプラットフォームです。Robloxのゲームエンジンを使ってユーザーは簡単にゲームをつくるり、販売することができます。

Robloxで人気のゲームをVRでプレイしたいユーザーがこんなにいるとは驚きですが、この実績をみて、Apex や Fortniteなどの人気ゲームがVR対応するとそれらがキラーコンテンツとなりVRヘッドセットを皆が持つきっかけになる可能性は高いと思います。リアルタイムの対戦ゲームはデータ量が多くVR対応は技術的に難しいという側面がありますが、次期デバイスのQuest3はハードウェアの性能が向上するため、人気ゲームのVR化を期待しましょう。 Link

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出典: https://github.blog/2023-08-03-introducing-code-referencing-for-github-copilot/

出典: https://github.blog/2023-08-03-introducing-code-referencing-for-github-copilot/

GitHub が GitHub Copilot に code referencing 機能を開発し、プライベートベータで公開しました。GitHub Copilot は GPT を利用したコード補完ツールです。2022年6月に公開され、有料ながら100万人以上の開発者、27,000以上の組織が利用しています。

また、GitHubに公開されている数十億行のプログラムを学習しているので、あらゆるタイプのコードを生成してくれ、エンジニアにとって一度使い始めると戻れなくなるツールに成長しています。

しかし、Copilot にも課題はあります。そのひとつは Copilotが生成したコードの出典元が不明なため、信頼に足るものか判断がつかないことと、ライセンスに違反している可能性があることです。GitHubに公開されているOSSのプロジェクトは商用利用を許可していないものもあります。

今回公開した code referencing 機能は 生成されたコードが参照しているプロジェクトとそのライセンスを明記してくれます。これにより、これまで導入を見送っていた企業も安心して GitHub Copilotを使えるようになると思います。Link

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https://ryu.theletter.jp/

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