Ryusuke Fuda's Newsletter #104
- システム全体のプライバシーデータの可視化、リスク検知を行うPrivadoが1750万(約24億)ドルの調達を発表
- YC の Summer 2022 Batch での採択企業240社が発表

出典: https://techcrunch.com/2022/08/23/y-combinator-80-million-web3-crypto-startup-venture-capital-dao/
DAOの仕組みをつかってスタートアップへ投資するOrange DAO が 8,000万ドル(約112億円)を調達しました。現在USの法律では投資目的の DAOは100名しか参加できませんが Orange DAO は現在 1,300人ほどが参加しています。Orange DAO が直接的に投資するのではなく、Orange DAO が管理するVCからの投資にしているため、100人の問題をクリアしています。
メンバーは投資の意思決定には関与しないようですが、投資のリターンで得た資金のトレジャリーの使い道について投票可能なようです。
GPのひとりHuh氏はDAOにすることの良さのひとつに、投資先企業のサポートやディールフローの作業をやってもらうことで、通常の10倍以上のディールを見ることができることがあると語っています。Link

出典: https://www.privado.ai/post/privado-series-a-launch
システム全体のプライバシーデータの可視化、リスク検知を行うPrivadoが1750万(約24億)ドルの調達を発表しました。
GDPRが施行されて4年、累積罰金額は17億ドルに達し、EUの規制当局や米国のFTCによるデータの利用やフローに関する規制措置もさらに強化されています。
そんな中、ソフトウェアアーキテクチャもひとつのプロダクトの裏で数百を超えるシステムが稼働しプライバシーデータのやりとりが行われています。Netflixは1,000を超えるシステムが動いているのは有名です。
Privado は GitHubと連携してシステムのどこでどのようなデータが参照、登録されているのかを可視化し、リスク検知を行うツールを提供しています。罰則が厳しくなっており対応が急務になってきているタイミングで一気にシェアを取っていく姿勢が見えますね。 Link

出典: https://www.ycombinator.com/blog/meet-the-yc-summer-2022-batch/
YC の Summer 2022 Batch での採択企業が発表されました。 240社がYCより出資とサポートを受け、2022年冬依頼のオフラインでの開催となったそうです。応募が19,000件なので、実に1.2%の採択率になります。
採択された分野は、B2B/エンタープライズSaaSが39%、Fintechが21%、DevToolsが13% と上位に連ねます。
日本を含むアジア企業の採択がゼロなのに対し、ナイジェリアから5社採択とナイジェリアスタートアップの勢いを感じます。Link
👂 Back numbers
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