Ryusuke Fuda's Newsletter #44
- 2021年のユニコーン企業は増加傾向
- リアルタイムデバッグツールが登場
- Microsoft Build 2021 開催
🌎 Headlines
出典: https://news.crunchbase.com/news/growth-firms-the-most-active-investors-doubling-down-on-new-unicorns-this-year/
スタートアップのデータベースを提供する Crunchbase によると、2021年新たにユニコーンになった企業は昨年の163社を上回る166社 に上りました。まだ今年は半分しか経っていないのにこの数字は驚異的です。
要因としては Tiger Global Management がシリーズC以降に大きな額を積極的に投資をしていることが挙げられ、166社のうち45社へ投資をしています。これは 2位の Insight Partners の22社に2倍以上の差をつけています。
ユニコーンになった企業へシードステージで投資をしているのは Y Combinator が最多で 166社のユニコーンのうち 15社 にシードで投資しており、2位の Techstarsの 6社を大きく上回っています。VCの情勢もここ数年でかなり変わってきていることがわかりますね。Link
https://lightrun.com/inside-lightrun/series-a-funding-pr/
サービスの裏側のバグや不具合、セキュリティの問題は通常、インフラやSREチームが異常を検知して調査しそれがネットワークやサーバーの問題なのかアプリケーションの問題なのかを切り分けた後に開発チームなどに共有します。開発チームはログ等を見ながらどのような条件で起きるのかを調べ、自分の開発環境で再現させ修正するコードを書いていきます。
すぐに手元で再現できるのであれば良いのですが、再現できず本番のコードにデバッグ用のコードを埋め込んで調査することもあり、そうなると修正までに時間を要しサービス全体の価値が下がってしまいます。
この問題を解決するのがイスラエルのスタートアップ Lightrun で本番環境にリアルタイムでデバッグできる仕組みを提供しています。今週 約23億のシリーズA 調達を行い開発を強化していくようです。Link
出典: https://register.build.microsoft.com/
Google, Appleなどビッグテック企業は毎年開発者イベントをするのが当たり前になっています。Microsoft は「Build」という名前で行われており「Build 2021」が先週開催されました。キーノートでは Microsoft CEOのナデラ氏が登場しました。
全世界のGDPの5%がテックで実現されており、2030年までに10%がテック市場になると予想しています。 Enpower Developer, や Developer Velocity を強調し プラットフォームをつくる開発者の為のプラットフォームという立ち位置を強調していました。
ナデラ氏が自動車業界でもソフトウェアエンジニアの採用人数がメカニカルエンジニアの採用人数よりも35%も多くなっている事例も発表していることからソフトウェアエンジニア向けのツールの市場が大きいことがわかります。
Build 2021 では GitHub Codespace や Vidual Studio、Azure や XR など開発者向けに100以上の新サービスやアップデートを発表しています。Link
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