Ryusuke Fuda's Newsletter #140
- Meta が Meta Quest 3 を今年の秋に発売することを正式に発表
- ChatGPTを使った Customer Success(CS) の為のプラットフォームの UpdateAI がシードで約230万ドル (約3.2億円) の調達を発表

出典: https://coinmarketcap.com/alexandria/article/what-is-nft-2-0
Ethereumには Ethereum Improvement Proposals (EIPs) という仕組みがあり、誰でもEthereumに関する変更や新しい規格の提案を行うことができます。それを元にコミュニティで議論、検証され、良ければ採択されます。
現在提案されているEIPの中でNFTに関して重要なものを CoinMarketCap Alexandria がまとめています。注目は ERC-6956 で、Asset-bound NFT と呼ばれるものです。これは物理世界にあるものを1:1でNFTにする規格です。絵画などの収集品やワイン、自動車部品などをNFTにして、リアルの世界で所有権が移動したらNFTの所有権も自動的に移動されるなどの使い方ができることから、メタバースなどのデジタルツインで役立つものです。
その他にもあるNFTが別のNFTを持っている、いわゆる親子関係のための規格など、細かいユースケースに対応するものが多い印象です。
まだこれらが採択されるかは分かりませんが、記事ではNFT2.0と呼んでいて期待が高いことがわかります。Link

出典: https://www.tomsguide.com/face-off/meta-quest-3-vs-meta-quest-2
Meta が Meta Quest 3 を今年の秋に発売することを正式に発表しました。Quest 2 に比べて40%スリムになり、ヘッドセットの前面にカメラがあり、VRだけではなく複合現実にも対応し利用用途が広がっています。バッテリーは Quest 2 が 2~3時間程度でそこから伸びることが期待されていますが、Quest 3 のバッテリーに関しては今のところ発表されていません。
価格は 499ドルで、値下げ予定の Quest 2 に比べて 200ドル高いですが、Apple が発表した Vision Proの 3499ドルと比較すると不思議と安価に感じます。 Quest 2 のゲームソフトは Quest 3 でも遊べることから、Meta は Appleに比べてこれまでヘッドセットで築いてきた資産 が多くありデバイス販売は有利な位置にいます。個人的には Meta と 消費者のどちらもが求めているのは社会現象になるようなキラーコンテンツだと思います。 Link

出典: https://www.finsmes.com/2023/06/updateai-raises-2-3m-in-funding.html
ChatGPTを使った Customer Success(CS) の為のプラットフォームの UpdateAI がシードで約230万ドル (約3.2億円) の調達を発表しました。
SaaSプロダクトを提供するスタートアップにとって、CSは重要な役割です。チャーンを抑えるために顧客の声を聞き、プロダクト開発に活かします。UpdateAIはCSのコール前後の事務作業の負担を軽減し、貴重な顧客インサイトを自動的に収集し、次のアクションとフォローアップを支援します。
ChatGPT はフォローアップのメールの文面を生成するのに使われているようです。Link
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https://ryu.theletter.jp/
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